教えてほしいコンタクトレンズ
眼の傾向と心の動きには関連があると考えられています。
また、内の眼に何を見ているかによっても、心の向きと行動が変わってきます。
内の眼は「ビジョンフィルター」ともいえます。
これはだれにでもいえることですが、どんなフィルターを通してものを見るかによって、同じ眼のタイプでも表面に現れるものは違ってきます。
実際の例ですが、眼の網膜に損傷を受け、視力が元のように矯正できなくなったにもかかわらず、過去のもっとも良いときの視力に執着し、「眼とはあのときの眼」というフィルターを通すと、「見えない」ことばかりが気になり、嘆いてしまいます。
「自分が何かできないのは眼のせいだ」というフィルターも、眼がよい状態になりにくいものです。
同じように網膜を損傷していても、趣味に熱中していたり、「人の役に立ちたい」というフィルターが強い人だと、見えにくさはさほど気にならず、なおかつ「眼をこうすると、よく見える場所があることを発見した」といったことを明るく言われることもあります。
だれしも心がふさぐときはありますが、内の眼がそこを見続けると、実際の眼の向きも偏り、より一層心が固まってしまうという悪循環に入ります。
では、もしもそうなったときにはどうしたらよいのでしょうか。
特効薬を望まれるかもしれませんが、現状では、機能的な調整と、眼と心と体のつながりからアドバイスさせてもらうことが中心です。
具体的には、メガネなどで物理的なストレスを除き、眼の使い方の偏りを取っていきます。
頭の中で巡ってしまうタイプの眼には、絞った目標を決めて、眼に写ることに一つずつ対処・行動してクリアしていくといったこともアドバイスします。
そのほか、次項で説明する眼の動きと心の関係や、正しい正座での眼などが解決の糸口になります。
眼を切り口に、元気、やる気といったいろいろな「気」を出す手助けをするのも、メガネ屋という仕事の一つだと私は思っています。
眼球運動が眼や心のケアに効果的、という話を聞いたことがある人もいると思います。
相手の眼の動きから人とのコミュニケーションを高める方法としてNLP(神経言語プログラミング)という手法がありますし、心理療法の世界では、EMDR(眼球運動による脱感運動と再処理)と呼ばれる方法があり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に効果的な方法として注目されています。
日本でも、阪神・淡路大震災によるPTSDが眼球運動によって回復したとする治療の実例も報告されています。
なぜ効果があるのか、さまざまな説があるようです。
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